避妊・去勢
避妊・去勢手術は本当に必要?
近年飼い主様の飼育への意識が高く男の子も女の子も避妊、去勢手術を受けることが一般的となってきました。
通常男の子を去勢手術、女の子を避妊手術といいます。
当院では避妊、去勢手術のいい点、悪い点をご説明し不必要な手術は行いません。
避妊、去勢には全身麻酔が必要であり、犬や猫にはわずかではありますが負担がかかるため、本当に避妊、去勢手術が必要であるかを動物の性格、生活環境、飼い主様の希望を踏まえて決めていきます。
~避妊・去勢手術の流れ~
≪STEP1 手術前の診察(避妊、去勢手術が本当に必要かをご相談します)≫
身体検査と問診(生活環境、生活)を行い手術のご説明や具体的な日程を決めます。
当院では避妊、去勢手術は無理にはお勧めしません。
手術に関して不安や疑問点がある場合にはしっかりご説明します。
≪STEP2 手術前日≫
夕方以降は食事をあげないでください。
水は大丈夫です。
≪STEP3 手術当日≫
◆午前中 来院◆
当日の身体検査、聴診、検温、血液検査を行います。
◆お昼 手術◆
当院ではより安全性の高いガス麻酔による全身麻酔を行っております。
また手術の間は心臓や呼吸の状態をモニターし常に動物の状態を把握しながら手術を行います。
また手術は極めて強い痛みではありませんが痛みを伴うため、当院では鎮痛剤をしっかりと使用していきます。
◆夕方 術後の健診・退院について◆
麻酔、手術後の回復が早い場合には夕方の時点で退院できます。
男の子の場合には傷も小さいため多くの場合が当日退院できます。
また女の子の場合にも約60%程度は当日退院できます。
退院できるかどうかは、動物の状態によって異なります。
麻酔がきちんと覚めており、痛みもそれほど強くない場合には退院となります。
しかし痛みに対して弱い動物の場合には病院でしか使用できない鎮痛剤をきちんと使用するために入院となります。
退院のタイミングに関しては、手術を受けた動物の状態によってその都度判断します。