皮膚糸状菌症
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皮膚糸状菌症
カビの一種である糸状菌が皮膚に侵入・増殖することにより皮膚炎が起こります。免疫機能が弱い若齢の動物、高齢の動物、さらに免疫不全をもつ動物などに多くみられます。人にも感染するため、同様の症状をきたす場合があります。
症状
痒みを伴わない発赤と脱毛
稀に皮下に肉芽腫病変を形成
分布
診断
病変部からサンプルを採取して糸状菌を検出します。種類の特定には培養検査を行います。
また、種類によってはウッド灯で蛍光を発する場合もあります。
治療
抗真菌薬を数週間から数ヶ月間にわたり長期投与します。
その際に抗真菌薬を含むシャンプーなどを併用して治療を行います。
大部分の健康な動物では無治療でも自然治癒することが多いです。